シャープの「標準入力方式」関数電卓の新製品です。
たまたま某家電量販店の電卓コーナーで見かけて,新製品であることを確認してすみやかにお買い上げです。コレクターなので仕方ありません。
商品としては旧モデルのEL-501Jの後継となるものですが,EL-501Jの方は生産完了となったものの流通在庫が相当数残ってるようで,この店でも「併売」されていました。
旧モデルとの差異ですが,電源電圧が3Vから1.5Vに変わったこと,液晶が大きくなったこと,全体の大きさが小さくなったことと,「関数・機能」が68から73に増えているらしいのですが,私は未だにこの「関数・機能」の正しい数え方がわかりません。
旧モデルにはなくて競合(?)のキヤノンF-605Gに搭載されている「順列」と「組み合わせ」について今回機能追加され,さらに筐体の大きさも同じぐらいになったので機能的には競合とほぼ同等になったと言えるでしょうか。
使い勝手については特に言うこともなく,F-605Gとは細かな差異は見られるもののどちらを選ぶかは好みの問題になろうかと思います。
この時期に「リニューアル」する理由はわかりませんが,旧モデルは2011年に販売開始で,今回筐体の大きさから変わってるのでおそらく部品の入手などが難しくなり基板から作り直したのではないかと思われます。この種の「標準入力方式」の関数電卓は日本国内においてはカシオがすでに撤退していますが,海外では販売が続けられていますし,まだまだ需要があるということなのでしょう。