文句言いつつ,この3月から時流に乗るために本格的に(?)使っております。
私はドコモのユーザーではないのですが,それにも関わらず,昨今はd払いのポイント40倍キャンペーンに便乗して,コンビニでの買い物はすべてそれで済ましています。
前回の記事で
L社は「プリペイド」で事前に「チャージ」をする必要があり,じゃあICOCAでいいか
などという暴言を吐いておりますが,L社=LINE Payもよくよく調べると100円単位でチャージできたり,端数の「死蔵金」はバーチャルカードを使ってAmazonギフトに変えられるようなことが出来そう(未確認)などの利点が見つけられたので,ICOCAでいいか,という前言は撤回させていただきます。少なくともPayPayよりははるかに使い勝手が良いです。
ただ,このバーコード決済は「アプリの起動が面倒」ということ以外に,会計終了まで意外と時間がかかるという問題(?)も見受けられます。
読み取り光学系が遅いのか?と思ってたのですが,そうではなくて,決済情報を送るサーバーとの通信時間が結構かかるようです。「お支払いが完了しました」というメールが届いているのにレジでの処理が終わらないという不思議な現象も何回かありました。それが店舗の立地や時間帯に依存するのかどうかは不明です。
また有人レジではたとえば「d払いで」とか言って「決済事業者」の情報を店員さんに伝えなければならず,多少面倒なのですが,QRコードにはその情報も含まれているらしく,QRコードを読んでいる某牛丼チェーン店の食券自販機においては,決済事業者を明示する必要がありません。ならばコンビニなどでもそっちで読んでくれればいいのにと思うのですが,レジは2次元コードには非対応なのでしょう。
とは言うものの,2次元コードだからといって処理が早いわけでもなく,この自販機も食券が発券されるまでは,結構時間がかかります。
で,前回の記事や上記にも少し書いてありますが,個人の感想レベルで利用者にメリットがあるというか,使い勝手の良いのは
- ポイントとクレジットカードとの併用で決済できる「楽天Pay」「d払い」
- ポイントがつかないが各種の割引券を頻繁に発行する「Origami Pay」
- 前述の理由で「LINE Pay」
の4社ではないかと思っています。
しかし事前チャージが面倒であればLINE Payという選択はなくなり,事前チャージが必要ないが利用可能店舗の少ないOrigami Payという選択も難しくて,ドコモユーザーでない限り,結局は楽天が無敵ということになるのでしょう。
世間はPayPayとか言ってますが,ここは「ポイントとクレジットカードが併用できず」「割引クーポンもあまり見かけず」「チャージの最低金額が1000円」とここに挙げた「メリット」をすべて外している上に,UIが悪い(QRコードがどこで表示されるのかが,わかりにくい)という,徹底的に利便性とやらを無視する方針のようなので,個人的には延々と20%還元を続けらてれも使い続けようと言う気が起こりません。その程度のことはすでに気づいているでしょうから,そのうち改善されるとは思いますが。
いずれにしろ,現時点では各社とも支払いに転用できるポイントが比較的高い利率でつくこともあり,上記のようないろいろな不満はあるもの利用を続けることになりそうです。結局は個人情報を切り売りしながら,僅かながらの「報酬」を得るような形になってしまうのですがが,それも仕方ないところです。