特に思うところも何もないのですが,各種のパスワード管理に長い間使用してきたLastPassから,Bitwardenに乗り換えました。Bitwardenはオープンソースで開発が進められているもので,LastPassで出来ることは,ほとんど出来るようです。
と言うことでアカウントを作って,Webサイトの説明に従ってLastPassのデーターを移動させます。ブラウザにアドオンをインストールして,あとはLastPassと使い方はほぼ同じです。現時点では「自動入力」が「実験的な機能」という位置づけのようで,デフォルトでOFFになっていますので,それはそのままにしてあります。ブラウザのアドオンのアイコンをクリックして起動させるとこんな感じで,LastPassよりは見やすいのではないか,という印象です。
iOSやAndroidにもアプリをインストールすれば,端末間で同じデータを同期することも出来ます。iOSで使用する場合は「環境設定」→「パスワードとアカウント」→「パスワードを自動設定」でBitwardenにチェックを入れておくとキーチェーンと同じように使用できます。
で,今年(2019年)の2月にGoogle AuthenticatorからLastPass Authenticatorに乗り換えたばかりなのですが,LastPassの使用を止めることもあって,二段階認証のアプリもAuthyに乗り換えることにしました。このAuthyはGoogle AuthenticatorやLastPass Authenticatorと比較した場合
- デスクトップ用のアプリケーションがある
→いちいちスマートフォンを見なくても,認証が可能 - 複数の端末でデーターが同期できて,バックアップも可能
→複数の端末で使用する場合,端末ごとの登録作業が不要で,また機種変更時にも特に何もしなくてもいい。 - 名称が短い(笑)
という,利点があると感じています。
こちらはデーターの移行は出来ませんので,手動登録です。
PC上で登録する場合は,QRコードの撮影が出来ないので,登録用のコードを入力して登録します。Chromeとその派生ブラウザであれば,Webアプリでブラウザから起動させることが出来ますが,FirefoxやSafariからは(公式には)その方法が使えませんので,デスクトップがDockにエイリアスを置いておきます。
と言うことで,しばらくこの組み合わせで使用してみましたが,現時点では特に不具合や不満もありませんので,当面はこのまま使用を続けることにします。
それで,私はよく知らなかったのですが,Bitwardenのヘルプページに依ると「インポート可能なアプリケーション」としてこれだけの数が挙げられています。私がこの種のアプリケーションを使い始めたときは,「Macユーザーなら1Password」というような話になっていて,1Password高いなあと思っていたのですが,知らないうちにずいぶん増えたものです。