IIJとその回線を使用したMVNOには「最大200kbpsの通信が3日間で366MBを超えた場合、4日目に当該SIMカードの通信速度を制限する場合があります」という謎の速度制限規制があり,イオンモバイルでもそれが適用されます。mineoや今はなきFREETELなどでは低速通信は使い放題でした。
と言うことで,メールで事前に知らせてくれればよいものの,すでに2回も何の予告もなしにこのルールに抵触したようです1)前述のとおり利用者には知らされないので,あくまでも推測です
そのときのスピードテストがこんな感じでした。
80kbpsってアナログモデムの2.4kbpsの4倍近くも速いやん,ですが,今となってはメールの送受信ぐらいしかできません。
で,この時点で高速通信モードに戻してやれば何の問題もない・・と思っていたのですが,ここにちょっとした「落とし穴」がありました。
イオンモバイルの場合,通信速度の切り替えは専用のWebサイト上で設定するのですが,なんと速度制限中の回線からはこのWebサイトになかなか接続できないという「副作用」が生じるというやっかいな状況に陥ります。
速度制限がかかってるSIM以外の回線からでも設定は出来るので,外出中でも公衆無線LANなどに接続する環境であれば,なんとか出来ますが2)セブン-イレブンの公衆無線LANで解除できました。,状況によってはお手上げ状態にもなりそうです。このあたり,特定のWebサイトへの接続にかかる通信だけを制限から除外する,という芸当が出来るのかどうかはわかりませんが,それをやってもらわないと非常に使いづらいです。もっとも最初から低速などを使うなよ,と言われればそれまで,の話ではあるのですが。
ちなみにIIJの方が書かれているコラムに拠れば,366MBというのは300万パケットの近似値であり,たまたまNTTドコモが速度制限のしきい値としてこの数値を選んだことに由来するようで,現在では数値そのものに特別な意味は持っていないもの,と思われます。