利用者を愚弄する「ゆうちょ銀行」

投稿者: | 2019年4月20日(土)

標題の通りですが,これでは何なのでもう少し顛末の詳細を。

原因はよくわからないのですが,「ゆうちょダイレクト」のアカウントがロックされてしまいました。通常,この種の「インターネットバンキング」では,Webから何らかの方法でパスワードのリセットをして,あらためて新しいパスワードを設定する,という操作が実行できるようになってるはず,ですが,この銀行でその操作ができるのは「限られたお客さま」だけという変な制限がかかっています。
その「限られたお客さま」かどうかの「判定基準」というのが,これです。意味がわかりません。

https://www.jp-bank.japanpost.jp/direct/pc/mailadd/dr_pc_ml_apply.html

しかもなぜIIJがNGで,楽天やmineoがOKなのかというあたり,整合性のかけらもなく,何をどうするつもりでこんなことをやってるのでしょうか。
いずれにしろ,MVNO(イオンモバイル)を利用している私は,ゆうちょ銀行が主張する「限られたお客さま」ではありませんので,書面でパスワードリセットの手続きが必要となります。しかもこの手続き,郵送料はこちら側の負担という,他の銀行ではまず採用されないシステムになっていたりします。

と言うことで,その書面の手続きをしたのですが,なぜか受理してもらえませんでした。
どうやら大阪貯金事務センターが持っている届出内容と,私が提出した書類の記載事項との間に不一致があるらしいのですが,単に修正しろと言う返事が来て,どこがどう間違っているかについての指摘がありません。
これでは修正しろと言われても無理です。その点を問い合わせようとしたら,何とこの銀行には「メールフォームでの問い合わせ窓口」というものが存在しません。利用者からの問い合わせは「ゆうちょダイレクトサポートデスク」と称する電話だけで,しかもそこに電話しても,
「それについては答えられないので営業時間中に窓口へ行け」としか言いません。
上記のメールアドレスによる利用者への「差別待遇」といい,このトラブルに対する対応といい,どう考えてもグループ全体から選りすぐった凄まじい情弱連中に運営を担当させているとしか思えません。他社の状況をちょっと調べるだけで,いかに自身の体制が世間一般から大きく乖離していることが認識できるはずなのに,それすらも理解できないようです。

で,わざわざこれだけのために平日を休むにはあまりにももったいないので,しばらく放置してたのですが,たまたま,大阪中央郵便局の貯金窓口(正確にはゆうちょ銀行大阪支店)の営業時間が夕方の6時までであることを知り,なんとか間に合いそうだということで,仕事帰りに行って来ました。
で,窓口で今までの経緯を話して,手続きをしたいと申し出たところ,少し待たされた上で

「(ダイレクトの)管理部門に照会しても電話が繋がらず,アカウントの状況がわからないので,手続きが出来ません」

という信じられない回答が返って来ました。
窓口の行員氏によれば,その管理部門とやらは夕方の5時で閉まるので・・という話ですが,私はゆうちょ銀行の「指示」に従って「窓口の営業時間内」にわざわざ来てるわけです。当然,大半の郵便局の貯金窓口の営業時間である16時まで,などとは一言も言われていません。どこまで利用者をバカにするのか,と思わず怒鳴りながら,近くにあった消火器をカウンター内に投げ込みそうになりましたが,そこは常識ある正しいオトナなので,何とか耐えて,

「郵送で手続きを拒否されて,窓口に来いと言われて,で,ここで出来ませんと言われるということは,もうお前は二度と使わなくていい,と言うことですか?」

とあからさまに不機嫌な口調で応じたところ,窓口の行員氏から申し訳なさそうに

「もし現時点で定期的な送金とか支払いがなければ,いったん解約していただいて,再申し込み,という形にしていただけませんか」

という「提案」がありました。
こんな方法が使えるとは思わなかったので,可能であればそうしてください,と応じて,新規の申込書に記入(なぜか解約に関する書類は書いていない)提出して,とりあえずこの件は一件落着です。
ちなみに,この手法だと,解約手続きは郵送で,新規加入はWebで手続きができるので,わざわざ窓口まで出向く必要はありません。結局,私は「ゆうちょダイレクトサポートデスク」からウソの指示を受けて,それに従ってムダ足を踏まされたわけです。
またあっさりとこのような「解約→再申し込み」という話が出てきたのは,少なくとも窓口対応としては,このような「ノウハウ」が「蓄積」されていたと考えるのが自然で,その「顧客対応ノウハウ」がなぜ「ゆうちょダイレクトサポートデスク」には共有されていなかったのか,というのも理解に苦しむところです。

いずれにしろ,ここまで「利用者を執拗に愚弄して,不快感を与えることのみに全力を尽くすサービス業」が存在しうること自体,不思議ですし,そんなところを付き合うのはやめたいところですが,ここの場合は,そうも行かないところがなかなか悩ましいところです。
とは言うものの,相次ぐ手数料の値上げで送金や支払いに関しては,もはやこの銀行にアドバンテージは存在しませんし,その上でこんな状況ですから,折をみて縁を切る方が良いのかも知れません。
いずれにせよ,非常に不愉快です。