TH-D74でJumboSpotを制御する

投稿者: | 2018年10月10日(水)

仰々しいタイトルを付けましたが,内容は大したことはありませんと最初にお断りしておきます(笑)。

Pi-Starで動作させるJumboSpotはYSFモード以外(だと思う)では,無線機から回線の切断・接続などの操作ができます。D-STARだと,DRモードの相手先のコールサインにコマンドを書いて,送信すれば制御が可能です。
これをレピータリストに入れておけば,いつでも呼び出すことが出来るのですが,ケンウッドが公開するレピータリストを更新してしまうと登録し直す必要が出て来ます。
それを避けるために,メモリーチャンネルリストに登録してみました。
(↓クリックして拡大します)登録にはメモリ管理ソフトMCP-D74を使用します。
上記の図で内容項目はわかるとは思いますが,一応補足しておくと

  • 「名前」は任意でわかる内容で構いません。
  • 周波数はJumboSpotの周波数です。バンドプランに沿って,VoIPの周波数帯か実験用の周波数帯を指定します。(上記438.500MHzは私のJumboSpotでの設定周波数です)
  • 「モード」はDRです
  • 「シフト」はプラス・マイナスどちらでも構いませんが,オフセットはゼロです。
  • 「UR CALL」にコマンドを書いておきます。echotest(自分の声がそのまま返って来る)のコマンドは”␣␣␣␣␣␣␣E”(スペースが7つ連続のあとにアルファベットのE)に,リフレクタを切断するコマンドは”␣␣␣␣␣␣␣U”(スペースが7つ連続のあとにアルファベットのU)になります。
  • リフレクタに接続するコマンドは「リフレクタの名称+L」です。上の例ではXRF081のAからEとREF001のAからEの各リフレクタに接続できるようにしています。
  • RPT1とRPT2はPi-starで指定したコールサインです。

実際に使うときには無線機のメモリを呼び出して,必要に応じてカーチャンクすれば接続/切断が出来ます。