過日，区役所から「マイナンバーカードの電子証明書の更新をしろ」というダイレクトメールが送られてきました。マイナンバーカードの制度が始まったときに申し込んだ人は，発行後5年目の今年，その証明書の有効期限が切れる，とのことです。詳細は，以下の「公的個人認証サービスポータルサイト」に記載があります。
https://www.jpki.go.jp/procedure/period.html
私のカードは2015年の秋ごろに申し込んだのですが，当時，各種トラブルが頻発して，結局受け取ったのは翌年の夏です。上記のとおり，電子証明書の有効期限は5年らしいのですが，3年で書き換えということになりました。
また，この手続きは「有効期限の3ヶ月前から可能」だそうですが，私の場合，案内が来たのは1ヶ月半前で，さらに「電子証明書の有効期限」などという話を聞いたのは，今回が初めてなので，下手すればそのまま失効させるところでした。
ということで，いろいろ文句はあるところですが，とりあえずカード持参で区役所に出頭して窓口で手続をして来ました。
が，ここで大きな問題が・・
このカードには暗証番号とパスワードが設定されてるのですが，後者がどうしても思い出せません。いや，設定したという記憶そのものがないのです。
別の「本人確認書類」があれば，パスワードリセットが出来るそうですが，それも面倒なので，思いつく文字列を片っ端から入力すること3回で認証が通り，無事に更新手続きを終えることができました。こういうのもLastPassとかBitwardenに記録させるか，どこかにメモを残しておかないとダメですね。
窓口の担当者は，確定申告が自宅で出来るから，電子証明書の更新は必要だ，と力説してたのですが，今年からはその種の作業にこのカードが必ずしも必要ではない，ということを，なぜかご存じなかったようです。指摘してあげようかと思いましたが，不要かつ不毛な論争はしたくないので，やめておきました。
この証明書を更新するメリットとしては，あとはコンビニで住民票の写しが安価に取得できることですが，住民票が必要になるケースは，数年に1回程度ですし，そもそもマイナンバーが住民票の代替になることも多いので，それも必要かどうかと言われると，優先度はそれほど高くない気がしてます。
そう言えば，マイナポイントという，国家権力が個人の行動のすべてを把握するという監視システムが始まるようですが，それがこの電子証明書と関係があるのかどうかは知りません。