1radは何degree?

57.29577951° ,あるいは57度17分44秒8が正解です。
ということで本題です。

最近は使う機会が激減しましたが,新しい関数電卓(写真の左)を買いました。
CASIOのfx-JP500 というやや高級機種,と言っても3000円以下です。


「関数・機能数500以上」とか言ってますが,数える気も起こらないので事実かどうかは知りません。

もともと関数電卓好きなところがあって,今はなき(と言っていいのか?)Hewlett-Packerd社の電卓をいろいろと持っていました。
しかし保存状態が悪いわけではなかったと思いますが,キーが効かなくなったり,液晶が見えなくなったりで,現在動くのは近年購入したHP 15Cの復刻版とHP 35s,それと非RPNのHP 20sだけになってしまいました。それ以外にも「標準入力方式」と言われている,シャープのEL-501EとキヤノンのF-605G(上記の写真右)Texus Instrument社のTI-30xaも持ってますが,いわゆる「数式通り入力」とか「数学自然表示」のものを持っていなかったので,10数年遅れていますが,まあ流行に乗っかろうとしてるわけです。

そのfx-JP500ですが,上記のとおり機能数とやらが多すぎて,各キーに機能を割り当てることが出来ず,何かしようとすれば,メニューを開いて・・という作業を強いられます。慣れるまではかなり使いづらい感じです。
で,これはちょっとひどい,と感じたのが,表題の「角度の換算」です。
たとえば1ラジアンは何度?という換算をする場合,キヤノンのF-605Gなら1)「標準入力方式」のものなら他機種でもほぼ同じ操作になる

  1. [DRG](1-2回繰り返してRADモードにする)
  2. [1][=](「1」を入力)
  3. [SHIFT][DRG](1-2回繰り返してDEGモードにする)

と5回か6回のキー操作で答えが得られます。また上記の1.と2. の順番を入れ替えても同じ結果です。しかしfx-JP500の場合

  1. [SHIFT][MENU/SETUP][2][2](Radianモードに設定)
  2. [1][=](「1」を入力)
  3. [SHIFT][MENU/SETUP][2][1](Degreeモードに設定)
  4. [Ans](「1」を呼び出す)
  5. [OPTN][2][2](「1」の単位がRadianであることを指定)
  6. [=]

と15回もキー操作をしないと答えが出てきません。こちらも1.と2. の順番を入れ替えても構わないようですが,いずれにしろ非常に面倒で,これでは単に180/πを掛けた方が楽です。昨今,この種の電卓を使いこなしているであろう方々はこんな面倒な手順を疑問に思わないのでしょうか。
まさかとは思いますが「1radは180/πであることぐらい覚えておかないと面倒ですよ」というカシオ計算機からのメッセージなのかも知れません。知らんけど。

なお,このfx-JP500にはさらに「上位機種」が存在して,化学の周期表(原子量)が呼び出せるなどの機能があるようですが,それも複雑な操作を強いられるのは目に見えてますので,もうそこまでは必要ないでしょう。私もこの下位機種のfx-375ESで良かったかな,と思ってます。2)さらに下位機種のfx-290Aは2進数や16進数の計算が出来ないので,関数電卓としてはもうひとつ,というのが個人の感想
もっとも私の利用範囲では「標準入力方式」のF-605Gで十分です。これは154機能を謳っていて,何が154なのかはやはり不明ですが,多機能が優れているということもないでしょう。
個人的に気になるのは,この種の「標準入力方式」が廃れつつあることで,すでにカシオの関数電卓のカタログからはこの方式が消えており,シャープとキヤノンが細々と1機種ずつカタログに載せているだけです。

References
1 「標準入力方式」のものなら他機種でもほぼ同じ操作になる
2 さらに下位機種のfx-290Aは2進数や16進数の計算が出来ないので,関数電卓としてはもうひとつ,というのが個人の感想