自宅はオール電化で,深夜電力を使用する電気給湯器が置いてある・・という話は以前にも書きましたが,その関係で電気の契約は関西電力(以下,関電と表記)の「時間帯別電灯」という種別になっています。
この契約=料金プランは大雑把に言えば夜間の電気代は,一般家庭向けとされている「従量電灯A」の70%引きにする代わりに,昼間の電気代は「従量電灯A」の20%増しになっている,という内容です。余ってる「夜間電力」で給湯器を稼働させるための契約ですが,すでにこの契約種別には新規加入は出来なくて,昨今では「はぴeタイムR」という少し異なる料金プランとなるようです。
また,以前調べたのですが,いわゆる「新電力」の会社で,この「時間帯別電灯」に対応する料金プランを持っているところはありません(「はぴeタイムR」に対応したものはある)。
ということで,ここから本題です。
関電から「2022年7月から時間帯別電灯の料金を見直します」という通知が来ました。詳細は以下のURLにも記載されています。
https://kepco.jp/d-ryokin2021/
なお,このURLはトップページからリンクされておらず,「隠しページ」のようになっていますが,それはともかく,その内容は大雑把に言うと,昼間の時間帯は少し値下げするけど,夜間の時間帯の料金は今までの1.5倍になる,という値上げ通告です。
関電だけではなく,類似の契約メニューを持っている各地の旧来の電力会社でも同じ方針のようです。
関電は新しい料金になった場合のシミュレーションというのも提供していて,それに拠れば,私の場合だと年間10000円の負担増,となってます
上述のように,この値上げを嫌って,どこかの「新電力」に乗り換えようとしても,対応する料金プランを持っているところは現時点ではありません。つまり自らの経営上の失態を,逃げ場がない状況の利用者から金をせしめようとする,関電の腐り切った姿勢が見え見えです。
とは言うもののこの料金改悪後であっても,未だにオール電化向けとしては最安値であることは変わらないので,不本意ながらこのまま契約継続になろうかという状況です。
「新電力」がこのあたりどう考えて,どう動くのかを注意して観察していきたいと思います。期待はできないけど。