CPAPがやって来た

投稿者: | 2023年1月3日(火)

前に書いた通り,「重症」の睡眠時無呼吸症候群という診断を受けて昨年末からCPAPによる治療を始めています。
CPAPはContinuous Positive Airway Pressureの略で,日本語だと「持続的陽圧呼吸療法」と訳されており,正確には装置ではなく治療法の名称ですが,その治療に使う装置もCPAPと呼んでいるようです。
装置はこんな感じのもので,酸素ボンベを使わない人工呼吸器みたいな感じです。

左がマスクで透明の樹脂の部分を鼻に被せるように装着します。装置の電源を入れるとこの鼻の部分からある程度の圧力で空気が流れて,就寝中に気道が塞がっても,強制的に気道を広げて無呼吸状態を回避する,という仕組みです。
この機器は呼吸状態を感知して流れる空気の圧力を自動的に適切な値にするそうですが,患者としてはそのあたりは気にしなくていいようです。就寝中のデーターは携帯電話回線を通じてどこかのサーバーに送られて,医師がそのデーターを参照できるようになってるとのことです1)技適マークが付いています。携帯できるようにキャリングケースも付いています。なおこの装置は宅配便で来たのではなく,医療機器メーカーの営業担当者が利用法を説明するために自宅まで持って来てくれました。

年末年始は旅行に出ていたのでまだ数回しか使っていませんが,スマートフォンの「SnoreLab」というアプリでモニターする限り効果は絶大で,装着前と比較すると「SnoreScore」が激減しています。
ただこの治療法は対症療法でこれを続けたからと言って完治はせず,気道の閉塞を発生させる原因を取り除かないと完治しないそうです。
で,それには減量が効果的ということで,明日から減量します。

References
1 技適マークが付いています