今回はいつもの台南ではなく、台中に泊まりました。
台中に来たのは8年ぶりで,台中駅も高架化されて新しい駅に移転しましたが前回訪問時にはこの駅舎はまだ現役でした。
現在は駅舎とホームをそのまま残してイベントなどで利用されています。
「辰野式のデザイン」と言われていますが,辰野金吾自身が関わったわけではなく当時の総督府交通部の設計だそうです。
台中MRTにも乗ってきました。
運転士がいない「無人運転」で運行されていますが,先頭車両には職員が乗務しています。
日本で言うところの「新交通システム」ではなくて,一般的な地下鉄と同じ第三軌条方式だと思いますが詳しいことは知りません。
現地では日立製作所と三菱重工の冷房機器が「信頼の日本製」ということで人気があるそうで,この両社の広告はよく見かけます。
キャラクターのようですが,詳細不明です。
このときは何ごともなく終点の高鐡台中站に到着しましたが,その1週間後に豊楽公園駅近くで落下したクレーンに車両が衝突するという大事故が発生しています。
https://www.cna.com.tw/news/asoc/202305105003.aspx
この事故,走行中の電車にクレーンが落ちてきたのではなく軌道上を落下したクレーンが塞いでいることを豊楽公園駅の駅員と事故車両の先頭にいた乗務員(運転士ではない)1)私が利用した電車にも先頭車両に乗務員がいましたので,各電車に乗務しているようですが認識していたのに,自動運転を止める手段がなくそのまま突っ込んだようです。
クレーンが落ちてくるというのも信じ難いですが,無人運転にも関わらずそもそも緊急停止をさせる手段がない,というのはさらに理解できません。
今後何らかの対策はされるものと思われますが,当面の間は利用する気が起こらないというのが正直なところです。
↑1 | 私が利用した電車にも先頭車両に乗務員がいましたので,各電車に乗務しているようです |
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